・あらすじ
部活に所属していなかった主人公は、幼馴染の少女に誘われて文化部に入ったぞ!
みんなでポエムを書いて、お互いに見せあうと約束したんだ。
女の子それぞれには好みがあるから、特定の子が喜びそうな詩が書けるかも知れないな!
というのが導入と、大部分の「物語」
「作品」が動き出すまでは若干退屈を持て余しますが、所々不穏な物を意識させてリラックスは出来なかったのが良いと思います。


初回起動時の警告文。丁寧で好感が持てます。
この文面にわたしは承諾し、三倍ぐらい重ねた覚悟を抱いてプレイしましたが屈しました。

第一手。
幼馴染の女の子が、重い鬱病を抱えていて、恋人ではなく友達としてずっとそばにいるよ!って伝えたら翌日しんじゃったぞ!
はい。
演出的にはノイズ入ったり、首吊ってる部屋に入ったあとワンテンポ遅れてアップにされたのでビクッとしました。
ただまぁ視覚的や脚本的には全然許容範囲内です。
「ほへー結構気軽に一人目殺したなぁ。虐殺かこの一名の重さを活用していくのかな?」
と考える程度には余裕でした。でした。
左上のゲームフォルダの座標が非常に不穏ですけどね!!

タイトル画面戻って第二手。
「 ふえぇ……」
ニューゲームの文字が文字化けしているのと、死んだ女の子が他の子の画像で上書きされかけてます。
一気に余裕無くなりました。次の展開想像するどころか、今の現状を受け入れるので必死。
ついでにロード押したらセーブデータは全部消えてました、ここもバグっぽくされてたらこの時点で逃亡でしたね。
んで、このニューゲーム(?)押さないとダメです????
なんか日常のBGMが若干不安定になっていたり、一人登場すらしなくなっていたり、一瞬ヒロイン達の顔に黒モヤやノイズ掛かっているというホラーを乗り切って、再びポエムを綴ります。


直接的なホラー描写は救われるなぁ!!
なんかわかりやす過ぎて本当に受け入れる範囲に戻ってくれます。

一人足りないんだが?
そういうのが最高に怖いと言っているのだが??

問題のシーン。
どちらか選べという選択肢で、ノイズに動悸音、視野が狭くなるような演出。
……大丈夫!演出無くてもリアルの認識機能が似たレベルだからさ!!

…………だから、頑張って選択肢連打するよ!!
おいこら、ナツキちゃん選ぶって言ってるだろうが!
なに、もう一人選ばないと永遠に進まず近寄って来るの!?なら押すしかないじゃん!!

「 」
あの、音戻してもらっていいですか?ゲーム内で流さなくてもお前の音がするだろうって?やかましいわ。
あと、そこに立っていられると色々見えないんですよ。
いや、あなたのセリフは横に詰められるおかげて見えるんですけどね?そういう配慮はね??
以上、このポイントが致命的過ぎてギブアップです。
メタフィクションとしての演出は、昨今増えてきていますが、本作は恐ろしいメタフィクション演出として非常に優秀だと思います。優秀過ぎるんだよ。
触った感じ、モニカちゃんが主人公に振り向いて欲しくて、もしくは彼女達の間に入って欲しくなくて、他のキャラの設定を書き換え、第四の壁ぶち破って暴れるタイプの作品かなと。
かなり好みです。えぇ、ここまで極まったホラーじゃなければ。
メタフィクション×ホラーだと、エロゲなら『君と彼女と彼女の恋。』がそういう気質で有名と聞きました。怖くて一切触れてません。
ケロQの『素晴らしき日々 ~不連続存在~』でも似たような演出があったと記憶しています。ここまで怖くは無かったと思うんだけどな!!
そうした商業ゲームと比較しても、立ち絵の差分が豊富で、かなり力が入っているなとか、それぞれの要因をまとめ上げる技術には目を見張るものがあります。
そのように優れていると認識できる作品を、恐怖耐性の低さで摂取出来ないのはもったいないなと。
……これでも頑張って鍛えたほうなんですが、いやマジで怖いって。
以上、感想もとい悲鳴でした。
こうして叫んだことにより少しだけ楽になりました。面白かったけど、悪い夢見ないといいな。
なんかフォロワー複数名が丁寧に逃がさないように囲って来ます。たすけて。
真面目な話、耐えられそうなら勧められたようにプレイ動画で消化しようかなと。それが無理ならネタバレ記事などで。
オススメありがとうございます。なんとか、がんばるよ……?