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【感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~【エロゲ】

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 発信源すらわからない近くに居る人間の心を無秩序に読み取ってしまう主人公に、初めはただのクラスメイトが同じ班分けにされて徐々に事件に巻き込まれると共に絆を深めていく……そんなミステリーエロゲ。   ――公式サイト

推理物として
 論理的に物語を解くとして、アリバイを埋めて標的を炙り出す推理法がある。
 誰が(who) 何時(when) 何をした(what)
 一見他者の思考を読み取れる主人公はその点推理物の登場人物として優れているように見えるが、流れて来る意思が誰が発したものかは声質が統一されているため内容から推測するしかない。
 故に思考回路の開示という要因は推理の簡易化に見えるが、誰が発したものかわからないせいで不要なノイズに成りかねない。
 特に問題なのは、四人の他者が存在する場で四つのノイズが流れてきたとして、内二つの発生源が同一である可能性。
 加え抽象的な表現により指定対象を誤認した場合、whoどころか他2wに加えて動機(why)までミスリードに繋がりかねない。
 テレパシー能力は、ヒントかノイズか。その辺りを注意しつつ全編進みます。

 序盤は主人公のテレパシー能力で得た情報を、如何に根拠のある証拠に移しながら犯人を炙り出せるか。
 中盤以降は主人公が既に異能というファンタジーの証明を行っているので他キャラも能力を解禁し、能力推理物に移るのだが基本的にはアリバイ等の論理的な推理に解決が求められる。
 上記の性質に加えて、能力物として移行した際に作中使用される可能性がある能力一覧が出て来るのでアンフェア感は個人的に無かったです。

 特に奇天烈なトリックがあるわけでは無いものの、どの謎も飽きさせないような作りになっていておもしろかった。
 主人公勢が有能だからか、本編で詰まるような謎はほぼ無かったものの達成感はしっかりある。


・ゲームとして
 開発にシルキーが噛んでいる事もあってか多方面にて安定した品質になっているかと。
 肉感溢れて描かれるキャラクター達に奇抜な容姿をした人物は少なく、やたらリアリティある人間関係や設定からも一つ頭抜けた心理描写により強い現実味を与えながらも、度々ゲームである事を突きつけられ酔いそうな程に。
 音楽も"屋上の少女"やOP、EDが秀逸で印象に残ります。

 総じておすすめです。個人的には物凄くおすすめですが多分理解されないと思います。


 以下ポエミー。
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