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【感想】ダンガンロンパV3を終えて【CS】

・まず初めに
 この記事はネタバレ全開で、多くの人々が問題視している作中の問題点に向き合うために存在しています。
 クリア後ある程度気持ちが落ち着き、折り合いをつけそれでもダンガンロンパという作品に何かを書き残したいと思ったため、こうして執筆に至りました。
 記事の目的が批判なのか擁護なのか、それともそれ以前に何が問題で、自分にとって何が苦痛を覚えたのかを把握するためなのかもわたしにはわかりません。
 ただわたしにはダンガンロンパというシリーズを愛した気持ちと、問題点により胸へと刺しこまれたショックを得てもなお、その愛情を捨てきれなかった事は確かです。



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【感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~【エロゲ】

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 発信源すらわからない近くに居る人間の心を無秩序に読み取ってしまう主人公に、初めはただのクラスメイトが同じ班分けにされて徐々に事件に巻き込まれると共に絆を深めていく……そんなミステリーエロゲ。   ――公式サイト

推理物として
 論理的に物語を解くとして、アリバイを埋めて標的を炙り出す推理法がある。
 誰が(who) 何時(when) 何をした(what)
 一見他者の思考を読み取れる主人公はその点推理物の登場人物として優れているように見えるが、流れて来る意思が誰が発したものかは声質が統一されているため内容から推測するしかない。
 故に思考回路の開示という要因は推理の簡易化に見えるが、誰が発したものかわからないせいで不要なノイズに成りかねない。
 特に問題なのは、四人の他者が存在する場で四つのノイズが流れてきたとして、内二つの発生源が同一である可能性。
 加え抽象的な表現により指定対象を誤認した場合、whoどころか他2wに加えて動機(why)までミスリードに繋がりかねない。
 テレパシー能力は、ヒントかノイズか。その辺りを注意しつつ全編進みます。

 序盤は主人公のテレパシー能力で得た情報を、如何に根拠のある証拠に移しながら犯人を炙り出せるか。
 中盤以降は主人公が既に異能というファンタジーの証明を行っているので他キャラも能力を解禁し、能力推理物に移るのだが基本的にはアリバイ等の論理的な推理に解決が求められる。
 上記の性質に加えて、能力物として移行した際に作中使用される可能性がある能力一覧が出て来るのでアンフェア感は個人的に無かったです。

 特に奇天烈なトリックがあるわけでは無いものの、どの謎も飽きさせないような作りになっていておもしろかった。
 主人公勢が有能だからか、本編で詰まるような謎はほぼ無かったものの達成感はしっかりある。


・ゲームとして
 開発にシルキーが噛んでいる事もあってか多方面にて安定した品質になっているかと。
 肉感溢れて描かれるキャラクター達に奇抜な容姿をした人物は少なく、やたらリアリティある人間関係や設定からも一つ頭抜けた心理描写により強い現実味を与えながらも、度々ゲームである事を突きつけられ酔いそうな程に。
 音楽も"屋上の少女"やOP、EDが秀逸で印象に残ります。

 総じておすすめです。個人的には物凄くおすすめですが多分理解されないと思います。


 以下ポエミー。
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【感想】湖岸の盲点【フリゲ】

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 公式サイト


 犯人視点から物語が始まり、そこから主人公である小此木くんが登場し問題を解決していくミステリーノベルゲームに分類される。
 厳密にはタイトルは「小此木鶯太郎の事件簿『湖岸の盲点』」になるのだが、わたしはまだ湖岸の盲点しかプレイしていないのでこちらの方を今回は採用で。
 小此木鶯太郎の事件簿シリーズとしては第一作目で、なんかコミック化してたり後続に二作品出ているそうです。

 特徴としてはやはりミステリー物としては少ない犯人視点から物語が始まることに、所謂読者への挑戦状(ミステリー界隈でよくあるやつです)が作中で指摘されていない"犯人の犯した四つのミス"の指摘をプレイヤーに委ねられている事です。
 当然挑戦せず物語だけを読み進めても問題はないのですが、推理物好きでせっかく触れるのであれば、ギリギリ四つ全部わかるか? といった具合の難易度で、種明かしされた時も「あぁそうだった!」と納得させられてしまう塩梅なので是非挑戦してみましょう。
 ちなみにわたしの正答率は3/4でした。悔しい、非常に一足りなくて悔しい。


 湖岸の盲点のあらすじとしては、

『汚染された湖を融資を受け綺麗にした犯人が、融資してくれた恩人がリゾートホテルを建てようとするから犯行に至ってしまった……』

 です。
 丁寧な心理描写に、推理に不要なノイズは省かれつつも、綺麗な湖に関連する風景は明瞭に脳裏に描かれる背景、そして満を持して現れる主人公小此木くん。
 殺すまでは至らないものの気持ちはわかるぞ犯人……! 金銭的なメリットだけを追い求めていたわけではないんだよな被害者……! そしてそれを理解して罪を暴かなければならない刑事……!
 報われねえ! 湖に執着するが故に僅か狂ってしまった犯人と、少し描写が足りない上、掴みどころのない性格をしている主人公を除けば、どこもかしこも納得できる作品。
 あぁこんなエピソードを秘めた場所が実際にどこかにあるんだろうな、こうした事情から仕方無く発生してしまう犯罪もあるんだろうな、人間だもの犯行に至る際そのようなミスをするよな、と郷愁にも似た感情すら抱く。


 ――故に、最後のミスを指摘するシーン、夜の湖でのシーンは苦しさを覚えないわけが無く。


 短いし無料なので推理物好きな人にお勧め、推理抜きにし単純に読み物としても十分価値があるかと。


 最後に。
 やはり3wのWhydunitは大切だなぁ(しみじみ)
フリゲ | Comments (0) | Trackbacks (-)

【感想】徒花の館【フリゲ】

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 謎の館に集められた六人の男女。
 彼らを集めたのは音霧紅刃を名乗る少女。

 彼女は自らをシリアルキラーのサイコパスを名乗り
 六人の男女に対し生死をかけたデス・ゲームを要求する。  ――公式サイトより。

 よくあるゲームに負けたほうが死ぬデスゲームを、仕掛けていく側であるシリアルキラーが主人公の珍しいゲーム。

 気軽に一対一ゲームを、がテーマらしくあまりストーリー面は練っていないようだが各キャラの性質、特に雨の動きはぞくりとするほどおもしろかった。アメと呼ばれる存在にまともなのはいないのか。
 五個あるゲームはシンプルながらも面白い物が揃っており、普段使わない脳の部分が刺激されて気持ちが良い。

 気になる初回時の戦績は二勝三敗(内二引き分け)
 あまりこういった頭脳労働は好きではあるのだが苦手な部類……というか愚痴を言うならばなんで殺人ゲームしかけている立場なのに、各ゲームでは相手から仕掛けられているんですかねぇ!?

 "ゲーム"自体をおもしろくするためには、仕掛けるより仕掛けられるほうがおもしろいのはわかっているが、今回揃っているゲームは一度運で勝ちを一つ掴んだ方が安牌を切り続け勝てるゲームな上、こちらからは仕掛けられないにもかかわらず相手からは一度以上仕掛けてくると、それだけ各ゲームで勝つために潜る必要があるハードルが増える。
 登場人物から仕掛けられる攻撃を凌ぎおもしろくゲームをプレイすることはできたが、これシリアルキラーな主人公的には絶望的な設定ではなかろうか。プレイヤーはメタ情報あるけれど本来彼女にはないわけだし。


 最後に一言。
 何故初回で勝てた二つのゲームが、コンプする際何度も負けるんだ。
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